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オフェンスクリニックの内容

おはようございます。BAUM社長です。

日曜日はミニバス男女 ジュニア男子でバスケのオフェンスクリニックを行いました。

内容は下記の通り

目次

メニュー内容

  1. ストレッチ
  2. 講話
  3. ダッシュ、ステップワーク
  4. シュートフォーム
  5. ドリブルシュート
  6. 昼休み
  7. 講話
  8. 2対1の考え方
  9. 3対3アウェーの考え方
  10. 3対3オンボールスクリーンと逆サイドオフボールのの1対1
  11. スパイラルオフェンス完成
  12. 講話

試合で勝つためのシュート本数とシュート成功率の話

 バスケットボールの試合はお互い100%シュートが入るとするとほぼ同じ回数攻撃ができて、ほぼ同じ点数になる。ほぼというのは試合は時間で区切られているので先行の方がワンゴール有利になる可能性があるということです。

 しかし実際は10回の攻撃チャンスがお互いにあったとして、Aチームは15本シュートが打てて、Bチームは8本しかシュートが打てないということがあります。

この差の理由

  1. Aチームはオフェンスリバウンドからのシュートがある
  2. Aチームはターンオーバーの回数が少ない
  3. Bチームはシュートに行く前にターンオーバーがある
  4. Bチームはディフェンスとオフェンスの両リバウンドとれていない

上記のようなことが推測されます。

ではAチームとBチームではどちらの方が勝つ確率が高いかというと?

もちろんAチームの方が勝つ確率が高いです。

しかしBチームが勝つ可能性もあります。それは何か?

それはシュート成功率です。

もしAチームがシュート率20%、Bチームが50%だとするとAチームは3本、Bチームは4本シュートを決めたことになりBチームが勝つことになります。

バスケットボールの試合の勝敗は、ほぼ同じ回数の攻撃チャンスがある中で、シュート本数とシュート成功率で勝ち負けが決まるスポーツであるといえます。

まとめると、

攻撃が行うことは、

シュート回数を減らさないためにターンオーバーをなくし、確実にシュートまで持っていきシュート成功率の高いシュート打つ、外れたらオフェンスリバウンドを取って再度シュートするか、再度攻撃を組み立てる。

デイフェンスが行うことは、

相手にシュートを打たせないようにターンオーバーを誘う、シュート率の低いタフショットを打たせる、確実にディフェンスリバウンドを取り相手に再度シュートを打たせない。

バスケットボールはシュートたくさん入れた方が勝つスポーツということは知っていると思いますが、試合の中でシュートをたくさん入れるために、入れさせないために、勝つ確率を高めるためにこのような仕組みで戦っていると言うことを知っておくことは大切です。

そう考えるとやっぱり最初に来るのはシュートって大事だよねって話になります。

今日のクリニックではシュートそしてシュートに行くまでのステップワーク、一瞬のチャンスを逃さないためのクイックネス、クイックネスとは反射的にできないといけないので、考えて行動するのではなくてフィーリングでできるようになること、最後に偶然点数が入るのではなくて、確実に繰り返し点数をとるために再現性のある点数のとり方について1日かけて指導していきたいと思います。

もう一度言います

  1. シュート
  2. ステップワーク
  3. クイックネス
  4. フィーリング
  5. 再現性

頭と体をしっかり使って1日頑張りましょう。

本日のテーマ5つの補足説明

シュート

 どんな練習よりも時間を割くべき練習はシュート練習だと思っています。ただ、正しいシュートフォームで練習しなければ意味がありません。ある強豪校の練習では、まずコートに来たらシュートの素振りをするらしいです。ストレッチで体をほぐすのと同じように、まず正しいシュートフォームを素振りで確認してから通常練習に入るというのはとても良い習慣だとおもいます。

 ミニバスの子供たちは練習が始まる前にでたらめなシュートを打ってから通常練習に入ることがあるのでだいたいそういう子は練習でもそのでたらめなシュートを打つことが多いです。

 まずは正しいシュートフォームを身につけ、どんな状況であれ美しく成功率の高いシュートが反射的に繰り返し何度も打てるように訓練してください。反射的にというのはフィーリングです。何度も繰り返しというのは再現性です。

フィーリングで再現性のある正しいフォームを身につけるということです。

シュートにつながるステップワーク

 外角のシュートでもドライブでも、ネットを揺らす前にベンチから見ていて「あっ決まった!」と思うことがあります。しかもかなりの確率で当たります。どの部分を見ているかというとボールをミートした瞬間です。もっと具体的に言うともらい足が1線デイフェンスとそれ以外のディフェンスのポジショニングに対してディフェンスが間に合わないタイミング、位置、正しいもらい足から次の流れのリズムなどパーフェクトで美しく見えたときです。

 今回のステップワークはシュートにつなげるためのステップワークです。ステップワークが美しくできているということはこれらのことができていることを意味します。

  1. 外のシュートかドライブかがすでに予測できていて、もらい足がその予測に合わせたステップになっている。
  2. ミートしてから次の行動が滑らかで無駄な動きがない
  3. 自信というよりも確信したオーラが出ている

 シュートを打つ前のもらい足からの動き出しまでステップワークが美しいのはしっかり展開を予測し確信に満ちているからだと思います。

 そのもらい足や動き出しには様々な種類がありますが、今回はその中でもどんな場面でも役に立つしスプリット(たて足)からの動きに絞って説明します。

クイックネス

 強豪チームや、ディフェンスが上手い選手と戦うとシュートチャンスは一瞬しか生まれません。その一瞬の間合いからの外角のシュートや、少し隙間の空いたスペースへのドライブに必要なものはクイックネスです。綺麗なシュートフォームや力強いドライブがあったとしてもクイックネスがないから通用しないことがあります。クイックネスを高めるには

  1. 個人の基礎的な瞬発力を上げること
  2. 相手が気付く前に先に行動すること(予測してフライングする)
  3. クイックネスが上がるフォームを身につけ無駄な動きをなくすこと

 今回は相手に気づかれずフライングする方法と、早い一歩目が出るフォームについて解説します。

フィーリング

 メルロポンティーの両義性とい考え方があります。これは人は考えてから動くという方法と、動いてから考えるという方法の両方を持っているということです。

 バスケは習慣のスポーツと言われます。目まぐるしく展開が早いスポーツなので考えてから動くでは時間がかかるので、体が先に動くまで習慣化された方がいいということです。

 バスケの練習は正しいフォームや正しい判断知識を覚えたら、これを頭で考えて行動するのではなく体が先行して動くようにする、つまりフィーリングでできるようになるまで練習することが大切です。

 練習の中でも頭でしっかり考えて練習する時間と、フィーリングで練習する時間を作ることによってフィーリングの感覚が速く身につくと思います。

再現性

 すごくきれいにボールが5人で回っていいフロアバランスから得点ができたとします。もう一度今のオフェンスをしようと言ったらもう一度同じようにできることを再現性のあるオフェンスと言います。「え~さっきと同じってどうだったっけ?」は偶然のまぐれです。

 なんのプランもなく目的もなくただ行き当たりばったりで攻めるのか、どこでミスマッチがおこるのか、どうやってミスマッチを作るのか、誰が最終的にフィニッシュするのかプランを立てて5人が共通認識で行った攻撃はもう一度やれと言われたら同じように攻めることができます。相手がその攻撃に対応できないのであれば、ずっと繰り返しやれば高確率で点数が入ります。

 再現性のある攻め方をたくさん持っていれば相手に合わせて一番効率の良い攻め方ができます。この再現性のある攻撃パターンをセットオフェンスと言います。

 セットオフェンスはある意味フリーオフェンスよりも難しいです。なぜならボールマンはどんなに激しくディフェンスをされてもタイミングがくるまでボールをキープできる技術が必要であったり、約束のポジションでボールをミートするためにディフェンスをしっかり振り切ったりと、しっかりとした技術がないとセットオフェンスを約束事通りにはできません。また、約束事通りにならなかった場合や、約束事以外のポジションで得点チャンスがあればすぐに切り替えて即時対応する能力も必要です。

 再現性のあるオフェンスを使いながらディフェンスの位置に合わせて対応する判断能力がついたときこの再現性のある攻撃は相当な脅威となります。

 また、再現性はシュートフォームやパスなどの個人のスキルにもあった方がいいですし、ディフェンスのシステムにも同じようなことが言えます。

 偶然ではなく何度でも同じことができる再現性を持つことが個人のスキルにもチームの勝利にも貢献します。

ダッシュ・ステップワーク

  1. スタートの構えの練習
  2. 敵を振り切るためのオープンターンとリバースターンの練習
  3. スプリットミートからの床反発を使った強くて速い一歩からのドリブルダッシュ
  4. スプリットミートからのシュート
  5. スプリットミート→ポンプフェイク→ドリブルダッシュ

後ろ足で床を蹴るときお尻を真下に沈みこませることにより、床反発が発生して蹴りが強くなる感覚を養います。

シュートフォーム

素振り

  1. フォローとスタートの位置を作る
  2. スプリットミートが1:スタートの位置が2:フォローが3でリズムを作る
  3. ジャンプとスナップのタイミングを合わせる

ボールを使って

  1. スタートの位置からフオローまでのラインをシューティングスポットと言いこのラインがリングに対してまっすくであれば、ボールは左右にぶれない
  2. フォローの位置が高いとアーチが高くなり、フォローの位置が低いとアーチが低くなります。
  3. 距離は床を蹴る力で調整します。
  4. 手のひらから指先にかけてのタッチの感覚で、左右、高さ、強さの微調整を行う
  5. なるべく力を抜き最後の蹴りからスナップのところで力を入れる

練習方法

  • 左右のリング下から対面になりシュートを交互に打つ
  • 1・2・3・4・5・1・2・3・4・5と声をみんなで出す
  • 1でスプリットミート、2でスタートポジション、3でシュート、4でフォローの位置を確認、5でボールを拾い移動 これを交互で繰り返す。

シュートフォーム詳細

下記リンクより詳細

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ドリブルシュート

 今回のクリニックではドリブルシュートが30分しか時間が取れなかったので、スピードにこだわったドリブルシュートを行いました。

  1. ドリブル2回つき、3回目でスプリットミートとドリブルポケットを行い強くて速い一歩
  2. ハーフラインからドリブルを2回または3回で走るスピードを落とさない突き出したドリブルを行う
  3. 強い踏切から思い切り高くジャンプして頂点でシュートを打つ

ドリブルやジャンプをボールハンドリングを気にせず行います。

たくさんミスをしますが、失敗を恐れずトップスピードでハンドリングをする感覚や伸びやかなジャンプをする感覚をやしないます。

2対1の考え方

練習方法

  1. 3人の側線パスからハーフラインの位置で一人がディフェンスに入り2対1の状況をつくります。(2対1の状況を作る動き方はエンドからツーメンでも構いません)
  2. オフェンスは左右の45度から攻め、ディフェンスはフリースローラインから2,3歩下がったところに位置します。
  3. ドリブラーはディフェンスに対して45度の位置からリング方向に向かい1対1を仕掛けます。
  4. もう一人のオフェンスは逆サイドショートコーナー1歩外側あたりに位置します。

ボールマンの考え方

  1. ディフェンスが正面で下がっている状態でリング下へのパスをケアしている=ストップジャンプシュート
  2. ディフェンスが正面から前に詰めてきた場合=ストップジャンプシュートフェイクからパス
  3. ディフェンスがパスカット狙っているため体半分コースが空いている=パスフェイクをしてドライブシュート
  4. ディフェンスが正面から外れているのでドライブに行ったらコース正面に飛び込んできた=体を預けてラップパス

まとめ

 練習を見ているとあらかじめ何をするのか決めているボールマンがいます。パスできないのにパスをしたり、無理やり突っ込んでいったりします。大切なのはディフェンスの位置を確認してから自分のプレーを選択することです。ディフェンスの位置に対して正しい判断ができているかどうかが大切です。

 試合中2対1の状況は速攻の場面です。何回もパスをしている時間はないので、この練習でもボールマンが自らシュートをするか合わせのパスを出すかのシンプルなプレーでシュートに結び付けるようにしてください。

 この2対1の練習はピックアンドロールや2対2の状況の時の考え方にもつながります。1枚目のディフェンスを交わして2枚目のヘルプが来たとき合わせのパスを出すのか自分でシュートをするのかの考え方にもつながります。

 判断能力を養いフィーリングで正しい選択ができるようになるまで訓練するとスピードが増してよりディフェンスは守りづらくなります。また繰り返し正しい選択ができれば再現性の高い攻撃ということになります。

3対3アウェー

練習方法

  1. オフェンスはトップと左右のフォワードの位置、ディフェンスはマンツーマン
  2. ガードからフォワードにパスを入れたらガードは逆サイドにアウェーして自分のデイフェンスがピストルディフェンスできないように視界から隠れる位置に行く
  3. 逆サイドのフォワードもアウェーをしてピストルディフェンスができないようにディフェンスの視野から隠れる動きをする
  4. ガードはLカットをしながらトップでミートアウトをしてフォワードからパスを受ける
  5. 逆サイドのフォワードにエントリーをして2、3の動きを逆サイドで繰り返す
  6. これを5回行ってからライブの3対3を行う

この練習の考え方

  1. オフェンスはボールマンばかり見るのではなく自分のマークマンを意識する
  2. アウェーをしたら自分のマークマンがボールマンだけを見ているのか、自分だけを見ているのか、両方見ているのかを確認する
  3. アウェーをしたら自分のマークマンがボールマンよりなのか、自分よりなのかのポジションを確認する
  4. オフボールマンのディフェンスがオフボールマンのオフェンスに注意をとられているならボールマンはドライブのチャンス
  5. オフボールマンのディフェンスがボールマンに注意をひかれているようならスキップパスからアウトサイドシュートや逆サイドから飛び込みのパスランのチャンス

まとめ

 3対3のアウェーでボールマンの選択肢とオフボールマンの選択肢がディフェンスの位置によって正しく選択されることにより、より確率の高い攻撃が生まれます。また、この考え方が3人同じであることにより連動性が生まれ早くて美しい攻撃になります。

 デイフェンスの時はボールマンと自分のマイマンの両方見ることができているのに、オフェンスの時は両方見れていることが少ない。

 この習慣を身につけることにより再現性の高いオフェンスが生まれます。

3対3 (2対2オンボールスクリーン+1対1)

練習方法

  1. オフェンスはトップと左右のフォワードの位置、ディフェンスはマンツーマン
  2. 左右どちらかのフォワードがトップにオンボールスクリーンを仕掛ける
  3. 残りのフォワードはアウェーをしてコーナーに行きステイ
  4. トップの位置でピックプレーを行う
  5. ボールマンは①自分②スクリナー③ワイドオープンの3つの選択肢をディフェンスの位置を確認して選択をする
  • ボールマンディフェンスをA 
  • スクリナーディフェンスをB
  • スクリナーディフェンスをC とする

2対2の考え方

スクリーンにディフェンスAが引っかかった場合、スイッチした場合

  1. ボールマンはBがスイッチしてこなかった場合は、Cを見てドライブコースに詰めていないならワイドオープンにパスフェイクをしてドライブ、Cがドライブコースに入っていたらシュートフェイクからワイドオープンにパス
  2. ボールマンはBが即スイッチした場合は、スクリナーはダイブ
  3. ボールマンはBが即スイッチしてリング下に引いて守った場合は、スクリナーはポップアウト、ボールマンはストップジャンプシュートもしくはポップアウトに合わせる
  4. ボールマンはBがスイッチしたがコースが空いている場合はそのままドライブでこじ開けて、 Cを見てドライブコースに詰めてないなら、ワイドオープンにパスフェイクをしてドライブ、Cがドライブコースに入っていたらシュートフェイクからワイドオープンにパス

スクリーンにディフェンスAがファイトオーバーで守った場合

  1. Aがファイトオーバーで守ってきた場合は、リピックをして引っ掛ける。その後は上記と同じ
  2. Aがファイトオーバーで守ってきてリピックをしても引っかからない場合、ワイドオープンのオフェンスがピッカーとして上がってきて2枚目のピックを使う
  3. Aがファイトオーバーで守ってきてリピックをしても引っかからない場 合、ワイドオープンのオフェンスとドリブルトレイルをしてポジションチェンジをして、そのタイミングで2枚目のスクリーンを仕掛ける
  4. Aがファイトオーバーで守ってきてリピックをしても引っかからない場合、 ピッカーはスリップもしくはポップしてスペースを作りディフェンスを惑わし、ドライブやパスを狙う。駄目ならもう一度繰り返す

その他ピッカーにボールを預けるなど様々な選択肢が出てきますが、練習の時にディフェンスの様々なシチュエーションに対して対応できるように練習しましょう

スクリーンにディフェンスAがスライドで守った場合

  1. Aがスライドで守ってきた場合は、リピックをして引っ掛ける。その後は上記と同じ
  2. Aがスライドで守ってきた場合は、 スクリナーはリング方向に体を向けてAをクローズアウトできないようにし、ボールマンはスクリナーの背中越しにロングシュートを狙う

ワイドオープンの選手の考え方

 ワイドオープンの選手はステイをして自分にデイフェンスをひきつけるようにキャッチ&シュートをいつでもするという姿勢を作りCをなるべく引き付けるようにする

 2対2のオンボールスクリーンをしている選手のスペースを作り、Cが自分を見ていない場合はリング下に飛び込んだり、逆サイドに場所を移動してディフェンスを混乱させる動きをする

  2対2のオンボールスクリーンが上手くいかない場合2枚目のピッカーとしてタイミング良くあらわれたり、ボールマンとトレイルでポジションチェンジをしたり、ピッカーがスリップをしたら次のピッカーとなるなど、状況を予測し奇襲を仕掛けるような動きをする。

まとめ

 2対2のオンボールスクリーンの練習とオープンの1対1の練習を同時に行い広い視野、フロアバランス、実践に近いシチュエーションのドリルです。考え方は多様にあると思いますが、基本となる動き方を覚えたら、一つ一つプレーの選択が正しいかどうかをコーチと選手で検証しながら練習するとベンチと選手の頭のリンクができると思います。

スパオラルオフェンス

セットの動き方

左記動画の攻撃の手順

  1. ③のアタック 
  2. ③⑤の2対2
  3. ④①の2対2
  4. ②のアタック
  5. ③のアタック

セットの特徴

  • オフェンス全員が1回はボールを触ることができる
  • オフェンス全員にシュートチャンスがある
  • 左右のフォワードはベースライン側にドライブのチャンスがある
  • 高い位置での2対2にドリブルのスキルがあまり必要ない
  • ポストが高い位置に行くことによりセンターを引きずり出せる
  • 基本パターンを裏切りやすい

練習

  1. とにかく手順を覚えるために早いパス回しで何回も行う
  2. 速いパス回しをするためにもらい足、ミートのタイミング、ボールの移動を効率よくする
  3. ディフェンスを入れてゆっくり回して、ボールマンはジャブステップで間合いを作りフロアー全体のオフェンスとディフェンスの配置を記憶し、目線の置き方の練習をする
  4. オフボールマン1対1を意識してミートのタイミングを整える
  5. ずれができたら積極的にアタックする
  6. パターンを読まれてきたら裏をとる動きを試す
  7. セットオフェンスと思われないようなアドリブをどんどん入れる

セットの開始を3アウト2インだけでなく、オールアウトや4アウト1インでスタートすると同じセットでも違って見える

エントリーができなかった時のバリエーションを作ると無限にオプションは増えていく

講話 まとめ

県上位と戦うときに自分たちのバスケをすること=相手に合わせずにバスケをすることは間違いです。相手の強みや弱みをよく見て相手に対応しながら自分たちのバスケをするのが正解です。

とかくオフェンスでは自分たちのやりたいことにこだわりすぎてディフェンスの位置やミスマッチを考えずにエースがどんどん攻める光景をよく見ますが、それでは強い相手を倒せません。

バスケは後出しじゃんけんをする、フライングをする方が有利になります。どちらも相手を見ていないとできません。

今回のクリニックでシュートの重要性、戦術の重要性がわかってもらえると嬉しいです。

目次