MENU

絶対に勝ちたい試合で指示することベスト3

こんにちは、BAUM社長です。

今日は、絶対に勝ちたい試合で指示することベスト3について話したいと思います。

私は、ミニバスの男子チームを率いて

2017年 県ベスト8(1点差でベスト4を逃す)

2018年 県大会優勝

2019年 県大会準優勝(ワンゴール差で優勝を逃す)

というタフな戦いを3年間しました。

お互い同じレベルの場合ワンゴールによって勝敗が決まることが多々あります。

このワンゴールを失わないため、ワンゴールを奪うための支持です。

タフな試合で絶対に勝ちたいときに指示していたことベスト3を発表します。

目次

第一位 2線ディナイでエントリーパスを簡単に入れさせない

強豪チーム同士の戦いになるとオールコートプレスを仕掛けても、なかなかボールを奪うことはできないので、結局ハーフコートゲームに落ち着くことが多くなります。

この時に簡単にエントリーパスを入れさせてしまうと相手オフェンスに攻撃のリズムがでたり、セットオフェンスがスムーズに行われてしまいます。

そこで最初のエントリーを切ることによって相手の攻撃のリズムを崩したり、相手が仕掛けようと思ったセットオフェンスを簡単には行わさせず、想定と違った攻撃をさせこのターンの流れをディフェンス優位に進めていきます。

ボールマンはプレッシャーをかけられたときに、パスする相手が見つからない状態でボールを保持することは、精神的なプレッシャーになります。

ボールマンはパスする先が見つけられない場合はドリブルもしくはピボットで逃げるしかないのですが、この時にタイミングよくトラップがかけられるとさらにディフェンスに流れが来ます。

このディフェンスは日頃の練習で良いポジショニングと良いタイミングの練習が習慣づいていないと難しいですが、日ごろ徹底的に練習をしていれば効果抜群です。

*練習方法は後日ブログに書きます。

第2位 最先端の取り合いに負けない

最先端の取り合いとは、

速攻の場合は一番先頭が自チームの選手であるか、もしくはディフェンスの枚数に対してオフェンスの枚数の方が多いのかということを確認します。

最先端の1枚が自チームの選手ならワンパス速攻(遠投)を狙います。

最先端の枚数がが多い場合(2対1や3対2)の状況であれば早く前線にボールを入れて数的優位の間に攻めます。

枚数が同じの時(1対1、2対2)の時もなるべく1対1の状況を作るフロアバランスをとって攻撃します。

また相手の速攻の場合は、自陣ゴールにまず一人必ず戻ります。

そして相手の攻撃枚数よりも常に数的優位な状況でハリーバックするようにフロアバランスを取ります。

これを意識すると相手の速攻は出にくくなります。

簡単に得点を取る方法として速攻は効果的です。また得点を入れられた方は精神的ダメージも大きいです。

バスケはトラジション(切換え)スポーツです。切り替えの瞬間に相手よりも早く有利な状況を作ることで自分たちの流れが来ます。

コートの中で足が止まっている人がいると失うことのない失点が生まれたり、取れたはずの得点をとれなかったりとこのワンゴールで勝敗が変わるかもしれません。

第3位 外角のシュートを思い切って(自分のリズムで)打つ

強豪チーム同士の戦いになるとディフェンスのミスがほとんどおきません。相手がタフショットになるようにどんどん追い込んでデイフェンスをしてきます。

ギャンブル的にカットに行くとか、ヘルプやローテーションを忘れるとか、ポストに対する締め方をしないとか、パスランに対してジャンプトゥーザボールやボディーチェックを忘れるとかこんなミスはなかなかおきません。また第2位のところで説明した通り強豪チームは速攻にも必ず対策をしてきます。

速攻もタフショットになる、ドライブもタフショットになる、ポストもタフショットになる、、、

もちろんタフショットを決めきれる絶対エースがいればリング下のタフショットかなり有効です。

ただ絶対的エースのタフショットは相手にとっては、ここまで守ってタフショットを決められたら仕方ないと気持ちを切り替えはしやすいです。

タフショットを打たなくてもいい場所が一つあります。それが外角のシュート(3P)です。

おそらく精神的に一番嫌なのは、伏兵によるイージーな外角ショット(3P)を決められることです。

ヘルプやローテションを必死にして中をぎっっちり固めてシュートをさせなかったにもかかわらず外に開いていた伏兵に簡単にショットを決められたとき、何とも言えに虚しさが漂います。

それも2,3本連続で決められたりするとディフェンスは打つ手なしです。

どれだけ正しいポジショニング、ローテーションをしても、オフェンスがフロアを広くした配置でセットオフェンスをした場合、外のノーマークを作ることは難しいことではありません。

これを思い切って(自分のリズムで)打ちぬくことが攻撃にリズムが出ることになります。

この外角のシュート練習のためにウチのチームではシュート練習が第一優先です。

まとめ

試合前に指示することは、いかに自分たちのリズムでバスケをするか、流れをこちらに引き寄せるかをテーマに話をします。

もちろん相手エースに対する対策や、相手チームの特徴を考慮した作戦の話も対戦相手に合わせてしますが、どの試合も共通して確認することが上記3つです。

試合当日これをやれと言ってもできないので日頃からの練習、習慣が大切です。

試合前にいろいろと指示はしますが、勝敗はほぼ普段の練習の時点で決まっています。

目次